春夏は特にTシャツコーデが増える季節。
Tシャツといっても種類は様々で、系統によって形や大きさ選びが重要になってきます。
どんなものを選んだらよいか迷われている方も多く耳にしますので、少しでもムジスタがお力になれればと思い、今回はTシャツの選び方についてご紹介していこうと思います
オンラインストアでは特にわかりにくい生地の厚さや、購入後試着して気になるタグのチクチクの解決策なども記載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
生地が薄い=安物?
Tシャツに使われる生地には様々な種類がありますが、生地は着心地を左右する重要な要素となるので、自分に合ったものを選択することが大切です。
また、生地が薄いと安物というイメージを持っている方も多いかと思いますが、厚手の生地だから高級、薄手だから安物というわけではありません。
一般的には、細い糸を使うほど目が詰まった生地となり、高級な生地として扱われます。
そのため、薄手の生地の中にも高級なものは少なくありません。
生地の品質を左右するのは厚みではなく、あくまで使用する糸の種類です。
例えば、Tシャツに使われる綿糸は、大きくカード糸・セミコーマ糸・コーマ糸の3種類に分けられますが、これらの中で最も安価なカード系であっても、太い糸を使えば厚手の生地に仕上がります。
一方で、綿花の良質な部分のみで作られたコーマ系の糸でも、細いものを使って編み上げれば薄手の生地に仕上げることが可能です。
このように、生地の品質は厚みではなく、使用する糸の種類に左右されるということを覚えておきましょう。
厚手は夏に着ると暑い?
厚手のTシャツを夏場に着用するのは暑いのではないかと思っている方は非常に多いかと思いますが、夏場こそ厚手のTシャツがおすすめです。
Tシャツの生地は、薄手になるほど風を通しやすいので涼しく感じますが、汗をかくと逆に暑く感じます。
汗を大量にかいてシミとなった部分は、生地の吸水性のキャパシティを超えてしまっているため、風を通さなくなります。
風を全く通さない状態になったTシャツは、非常に暑く感じるので注意が必要です。
これに対し、厚手の生地は吸水性が高いため、大量に汗をかいても風が通らない状態になりにくいです。
そのため、特に野外で大量に汗をかくシーンでは、薄手よりも厚手のTシャツの方が涼しいことになります。
薄手の生地が涼しく感じるのは、あくまでシミになるほどの汗をかかないシーン限定なので、この点を勘違いしないようにしましょう。
また、薄手のTシャツは透けやすいという側面もあるので、真夏は生地が厚いTシャツの方がおすすめです。
着やすさ視点のちょうどいい厚さ
Tシャツに限った話ではありませんが、生地の厚みはオンス(oz)という単位で表されます。オンスは、正確には面積に対する生地の重さを表す単位なのですが、オンスをチェックすることで大まかな厚みを把握することが可能です。
数値が大きくなるほど生地は厚くなりますが、Tシャツでは3~5オンスが薄手、5~6オンスがスタンダード、6~7オンスが厚手として扱われるのが一般的です。
また、最も着やすい厚みは人によって異なるものの、着心地が良いTシャツを探しているなら基本的には5~6オンスのものがおすすめです。
肌触りを重視するなら3~5オンスのものがおすすめですが、5~6オンスのTシャツは季節を問わずに着用可能で、慣れ親しんだ厚みなので着心地も良好です。
なお、5~6オンスのTシャツは白いものでも透けにくいため、Tシャツ1枚で過ごすことも可能ですが、ものによっては透けてしまうので1枚のみで着る場合は色付きのものを選択すると良いでしょう。
自分に合う形はどうやって選ぶ?
Tシャツと一口に言っても、首元の形状にはクルーネック・Vネック・Uネックといった種類があります。
どの形状を選ぶのかによって印象が大きく異なります。
例えば、クルーネックは、首周りに余裕がなく、カジュアルな印象になります。
Vネックはクルーネックに比べてみると首回りが詰まっておらず、さわやかな印象になります。
ネックだけでなく、選ぶ際には大きさも重要になってきますよね。
タイトなコーデがお好みの方はジャストサイズで選ぶようにし、カジュアルなコーデや体系を隠したい方は、少し大きめのサイズやドロップショルダータイプのTシャツがおすすめです。
このようにTシャツでもネック部分や、形、大きさが異なるだけでコーデの組み合わせや幅が広がります。
Tシャツ選びの際は、どんな印象に見せたいか、着回しのしやすさやTPOに応じて、自身の合った形状のものを選択しましょう。
チクチクしないタグ
Tシャツを着用した際に、生地に縫い付けられているタグから受ける刺激に困っているという方は少なくないでしょう。
Tシャツ着用時に肌がチクチクすると非常に不快なので、Tシャツを購入する際は試着可能であれば着心地を確認しておくことをおすすめします。
タグの種類にもいくつかあり、刺繍タグ、プリントタグ、大きさや織り込むタイプからそうでないタイプのものまでさまざまです。
そもそもチクチクの原因は、タグの角が背中にあたっていたり、刺繍タイプのものだと糸が出てきている部分が当たってしまっていることです。
その違和感だけで、作業に集中できなかったりかゆくなって掻いてしまうこともありますよね。
折角着るならやはり状態が良いままで、着用していたいですし、お気に入りのTシャツはタグに傷をつけることさえ悩みます。
ムジスタでは少しでも快適に、ストレスフリーで着用していただきたいという思いから、当店のブランドタグは少し工夫をしています。
TDD.タグに使用されている種類は折りタグと言って、タグを2つ折りにして縫い合わせています。
2つ折りにすることで角がなくなり、着ていても違和感を感じにくくなる作りです。
また、TODAY’s SURFのタグはプリントタグとなっとなっており、こちらもチクチクの原因が軽減される作りです。
近年は、印字でブランド名やサイズが表記されているTシャツも少なくないので、タグから受ける刺激で悩まされている方は、ぜひご購入の際にタグの部分も比較してみてください。
また、購入後にチクチク感が気になるという場合は、やはり思い切ってタグを切ってしまうのも一つの手段です。
ただし、タグを取り除く際にハサミを使ってしまうと、生地まで切ってしまったり、完全に取り除けなかったりする恐れがありますので注意してください。
可能であればハサミではなくリッパーと呼ばれる縫い目を切るための裁縫道具を使いましょう。リッパーは、100円ショップでも購入可能なので、Tシャツのタグを取り除くのであれば購入しておくことをおすすめします。