Tシャツのサイズ表の見方とサイズの測り方を知っていれば自分にピッタリのTシャツを選ぶことが出来ます。
Tシャツなどをインターネット等で購入する場合は、直接商品を手にとって見ることが出来ません。
正しくサイズを確認せず購入してしまうと、実際に着た時に思っていたサイズ感と違うということが起きてしまいます。
最近はオーバーサイズがトレンドになっていることもありS・M・Lの表記だけでは商品サイズが分かりづらいという場合もあります。
他にも男女兼用の商品や、アメリカサイズ(USサイズ)で商品が展開されている場合もあり、サイズ表の見方とサイズの測り方がわからないままだと自分にピッタリのTシャツを探すことが難しくなります。
この記事では、そんな困りごとを解決するべく、サイズ表の見方とサイズの測り方をわかりやすく解説いたします!
Tシャツのサイズ表の見方とサイズの測り方
まずはTシャツのサイズ表の見方とサイズの測り方をご紹介いたします。
Tシャツは、大まかにこの5種類の部位に分かれています。
それぞれ詳しく解説いたします。
1)身丈(みたけ)
身丈とは衣服を正面から見て、襟の付け根の部分(端)から衣服の裾の部分までを下に垂直に測った長さを指します。
似ている言葉で着丈(きたけ)もありますが、違いとして身丈は正面から見て測った長さで、着丈は背面から見て測った長さのことを指します。
2)着丈(きたけ)
着丈とは、身丈とは反対に衣服を背面から見ます。
襟の付け根中央部分から下に垂直に測った長さを指します。
身丈と似ていますが身丈は正面から、着丈は背面から見て測った長さという点に違いがあります。
3)身巾・身幅(みはば)
身巾・身幅とは衣服の胴体部分の横幅を指します。
両方の腕の付け根より約1センチ下の部分を水平に、横幅の長さを測ります。
体型にもよりますが、身幅の長さぴったりのサイズでTシャツを選んでしまうと実際に着用した時に窮屈に感じることが多いので、3センチほどゆとりを持ったサイズを選びます。
4)肩幅(かたはば)
肩幅とは、左右の肩先から肩先までを直線で結んで測った長さを指します。
Tシャツの肩先とは袖口の縫い付けてある切り替え部分がそれに当たります。
ラグランスリーブ(襟から袖まで布が繋がったデザイン)の場合は切り替え部分が肩にありません。
その場合は、肩の一番角張った所同士を直線で繋いだ長さを測ります。
肩幅も身巾の場合と同じく、実際にご自分の体を測った長さよりも少々ゆとりを持ったサイズを選択すると肩周りが動かしやすくなります。
5)袖丈(そでたけ)
袖丈とは肩先から袖口までを直線で繋いで測った長さを指します。
同じく袖の長さを示す言葉で裄丈(ゆきたけ)もありますが、裄丈の場合は肩先からの長さではなく首の付根中央部分から袖口までを直線で繋いだ長さを測ります。
どちらも袖の長さを指しますが、測っている部位がそれぞれ異なるためサイズ表を参考にする際は、袖丈なのか裄丈なのかを正しく確認することが必要です。
サイズ選びで注意する点
日本とアメリカのサイズ(USサイズ)の違い
日本のサイズよりもアメリカのサイズのほうが大きく設定されています。
商品によって多少違いはありますが、大きさの差はワンサイズほどになる事が多いようです。
▼半袖Tシャツの日本サイズとアメリカサイズの比較表
サイズ表記 | 身丈(cm) | 肩幅(cm) | 身幅(cm) | 袖丈(cm) | |||||
日本 | US | 日本 | US | 日本 | US | 日本 | US | 日本 | US |
XS | 64 | 43.5 | 47 | 20 | |||||
S | XS | 66 | 66 | 45 | 45 | 50 | 50 | 20.5 | 20.5 |
M | S | 69 | 69 | 46.5 | 46.5 | 53 | 53 | 22 | 22 |
L | M | 72 | 72 | 48 | 48 | 56 | 56 | 23 | 23 |
XL | L | 75 | 75 | 50 | 50 | 60 | 60 | 24 | 24 |
XL | 77 | 52 | 64 | 24 |
(参照1)日本サイズ:ユニクロ公式
※アンカーテキスト:ユニクロ公式
※リンク先URL:
https://www.uniqlo.com/us/en/products/E422992-000/00/size?sizeDisplayCode=003&measurementUnit=inch
(参照2)アメリカサイズ:ユニクロUS
※アンカーテキスト:ユニクロUS
※リンク先URL:
https://www.uniqlo.com/us/en/products/E422992-000/00/size?sizeDisplayCode=003&measurementUnit=inch
海外メーカーのTシャツを購入する場合はS・M・L表記だけでは無く、実際の商品を計測した長さも参考にしましょう!
身巾・肩幅にはゆとりを持つ
ご自分の体にメジャーを当てて測った場合、特に身巾・肩幅に関しては数センチゆとりを持ってTシャツを選ぶようにしましょう。
ここがぴったりサイズのものを選択すると、体型によってはとても窮屈に感じやすく、肩周りが動かしづらいと感じる場合がありますので注意しましょう。
Tシャツのサイズ 選び方
Tシャツのサイズの選び方は、普段自分が着ているTシャツを基準に選ぶと失敗が少なくイメージがしやすいです。
1)普段自分が着ているTシャツを、床などにおいてメジャーで測る。
2)測った数値を基準に、近い数値のTシャツを選ぶ。
インターネット等の購入の場合、直接商品を手にとって見ることが出来ないので、写真やサイズ表の数字を見ただけでは実際のサイズ感を想像することが難しくなります。
まずは普段自分が着ているTシャツのサイズを床などに平らに置いてメジャーを使って測り、欲しい商品のサイズ表と比較します。
そうすることで写真や数値だけでは分かりにくかったサイズ感が想像しやすくなります。
※この時に着用したまま測ると正しい数値がわかりませんので必ず平らなところに置いて測りましょう。
参考までにTシャツのサイズ表を載せるので、自分のTシャツと比較してみましょう。
▼Tシャツのサイズ表
サイズ名\項目 | 適応身長(cm) | 着丈(㎝) | 身巾(㎝) | 肩幅(㎝) | 袖丈(㎝) |
100cm | 95-105 | 40 | 31 | 28 | 12 |
110cm | 105-115 | 44 | 33 | 30 | 13 |
120cm | 115-125 | 47 | 35 | 32 | 14 |
130cm | 125-135 | 51 | 37 | 34 | 15 |
140cm | 135-145 | 55 | 40 | 36 | 16 |
150cm | 145-155 | 59 | 43 | 38 | 17 |
レディースS | |||||
160cm | 155-165 | 62 | 46 | 40 | 18 |
レディースM | |||||
レディースL | 155-165 | 65 | 49 | 42 | 19 |
メンズS | |||||
レディースXL | 165-175 | 69 | 52 | 46 | 20 |
メンズM | |||||
メンズL | 175-185 | 73 | 55 | 50 | 22 |
メンズXL | 175-185 | 77 | 58 | 54 | 24 |
メンズXXL | 175-185 | 84 | 68 | 60 | 26 |
※代表的な一般的なTシャツのサイズ表です。
こちらの表と手持ちのTシャツのサイズとの数値を比べて近いものを選びましょう!
ぴったりサイズが欲しい方はちょうど近い数値のものを、ゆったりサイズが欲しい方はお好みに合わせてワンサイズ上げても大丈夫です。
※身長がサイズ表と同じでも体に厚みのある方の場合だと着丈が短くなりやすく、肩周りも窮屈に感じやすくなります。
その場合ワンサイズ上げて購入する必要があります。
そして、Tシャツは素材にもよりますが(特に綿・レーヨン・麻・シルク素材)洗濯を繰り返す事で多少サイズが縮んでいく傾向があります。
洗濯乾燥機の使用でも縮みが発生します。
もしも手持ちのTシャツがサイズとサイズの中間の大きさで、サイズ選びに迷ったときは大きめサイズを選ぶと失敗は少なくなります。
例)手持ちTシャツがSサイズとMサイズの中間の大きさの場合→Mサイズを選択
「自分は毎回Mサイズ」や「何となく毎回Lサイズにしている」といった、定番のサイズが決まっている方も多いとは思いますが、Tシャツの場合はメーカーやデザインによって大きさがかなり異なる場合もありますので、今一度自分のお気に入りのサイズは何センチなのか、ぜひメジャーを使って測ってみることをおすすめします!
Tシャツのサイズ直しをする方法
1)洋服リメイク専門店に依頼する
2)自分でサイズを直す
といった方法が挙げられます。
・デザイン重視で購入したらサイズが大きすぎた
・太ってしまってお気に入りのTシャツがきつくなってしまった
・さらにデザインをおしゃれにリメイクして楽しみたい 等
そのままでは着られないTシャツでもサイズ直しをすることで今後も着られるようになります。
それぞれ詳しく解説いたします。
専門店の場合、サイズ直しはもちろんのこと、デザインも一新したリメイクTシャツを作ることも出来ます。
費用はかかりますが手軽で失敗も無い確実な方法です。
《リメイク例》
・Tシャツの着丈を短く
・Tシャツの袖を短く
・Tシャツの丸くびをVネックに
・Tシャツの身幅、袖丈など小さくする
・Tシャツをタンクトップにリメイク
・Tシャツの襟元を大きくする
・Tシャツへワッペンを縫い付ける
・Tシャツに胸ポケットをつける
※アンカーテキスト:お直し サービス&料金-マジックミシン
※リンク先URL:
https://www.magicmachine-rs.com/service/repair.html
持ち込むTシャツの状態や店舗にもよりますが大体¥2000前後費用がかかります。
数カ所リメイクする際はリメイク料金がTシャツ本体の値段以上になってしまうことも十分考えられますので、事前に料金をしっかり確認しましょう。
《リメイク専門店で直すメリット》
・オリジナルTシャツが、失敗無く短時間で簡単に完成する。
・自分で材料を揃える必要が無い。
《リメイク専門店で直すデメリット》
・店舗まで持ち込み手間がかかる
・複数箇所直すと費用が高額になる可能性がある
ミシンがあれば着丈や袖丈を短くする他、Tシャツの側面を切ってそこに新たな布を足してサイズアップさせる等、手早くサイズ直しをすることができます。
もしご自宅にミシンが無いという場合でも、少し時間はかかりますが手縫いでも直せます。市販の裾上げテープや布用のボンドを使用してTシャツのサイズ直しをする事もできます。
《手縫いする場合》
用意する物
・糸
・針
・まち針
・アイロン(あて布を使用してください)
1)Tシャツを直したいお好みの長さに折り、アイロンをかけ折り目を付けます。
2)まち針を刺し、折った部分がずれないように仮縫いをします。
この時、余る布が多い場合は縫い代も含めて3センチほど残してまっすぐに切断します。
3)本縫いをします。縫い方はお好みの縫い方で大丈夫です。
この時Tシャツに伸縮性を持たせるためきつく縫いすぎないようにしましょう。
4)最後まで縫えたら、仮縫いの糸を外して完成です。
※ミシンを使用して直す場合も手順は同じです。
伸縮性に富んだニット用の糸がある場合、そちらを使うとより着心地が良くなるのでおすすめです。
《自分でサイズを直すメリット》
・費用があまりかからない(材料は100円ショップでも揃えられます)
・途中で着丈等を確認しながら直すことができる。
《自分でサイズを直すデメリット》
・失敗する可能性がある
・手間がかかる
・材料を自分で揃えなくてはならない
着られないと思っていたTシャツもサイズを直せばまた素敵に蘇り、着ることが出来ます。
気軽に挑戦できますのでエコの観点からもぜひ、Tシャツのサイズ直しをしてみましょう!
まとめ
Tシャツのサイズ表の見方とサイズの測り方を知っていればインターネットなどで直接商品を手にとって見ることが出来ない場合でも自分に合ったサイズを見つけることが出来ます。
そして、今までサイズ選びに失敗して着ることが出来なかったTシャツもサイズ直しをすることでまた着ることができるようになります。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のサイズにぴったりのすてきなTシャツを見つけましょう!